過疎化・高齢者対策にメタバース

September 13.2023
全く関係がなさそうな高齢者とメタバースですが、関係各社が一番大きなターゲットとしているのが60歳以上の人たちという実情があります。
オンラインゲームの利用時間において、10代20代の次に60代が多いという実態を皆さんはご存知でしょうか。
特に女性においては、1日95分オンラインゲームを利用するという結果が出ています。

さて、高齢者のメタバース利用について、どのような活用が考えられているかということですが、一番の利用はコミュニケーションの円滑化を狙った、オンライン上でのコミュニティ活動という点です。

以下のコラムにも書かれていますが、高齢者は一人暮らしになった段階で、急激に情報が遮断されたり、行動範囲が狭くなっていきますが、メタバースであれば、どんどん色んな人との出会いやコミュニケーションが育まれていきます。
https://xrcloud.jp/blog/articles/business/8051/

そうなれば、当然痴呆などの予防もできる他、安全の確認が可能になります。
また、介護においても、色々と研究がなされていますが、身体が不自由になって移動が困難になった場合でも、擬似的にメタバースを活用し、色々な場所へ行った体験ができることは、老後においてとても有益なことと思われます。
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koreishaniyasashii-tekunoroji-dejitaru-gijutsu/chojushakai-QOLkojo-IoTgijutsu.html

今後、大切になる点として、言うまでもなく、詐欺などへの犯罪対策の他より五感に訴えられる仕組みづくり、更には複数で同時に利用できる環境が不可欠になるかと思います。
距離が離れた友人や家族と、一緒にメタバースの世界で旅行をし、共通の思い出を記憶していくことができるようになることは、そんなに先のことではないと思います。