ポストCookie時代のマーケティング

Apple社がSafariにおいてサードパーティCookieを全面廃止して久しいですが、Googleは再びその対応を延期している状況かと思います。
しかし、今後の流れとしては、サードパーティCookieに依存したリターゲティング広告などの市場規模は、縮小の一途をたどることは間違いないと思われます。

そこで、ポストCookie時代のマーケティングが非常に重要となってきます。
以下に、同タイトルのコラムが掲載されていますので、ご参照ください。
https://markezine.jp/article/detail/49386

さて、今後の対応において重要となるポイントですが、記事では、「ハイブリッド対応が不可欠」や「真面目な広告が重要」といった視点が挙げられています。
これに加えて、私自身は以下の3つの視点が今後のマーケティングにおいて鍵を握ると考えています。

1.よりターゲットを絞るペルソナマーケティングの重要性
とにかくターゲットにあった広告と、遷移先のWebサイトの緻密な設計が、AI時代において最も重要になると思います。

2.獲得顧客への丁寧なナーチャリング活動
いわゆるパーソナルマーケティングの視点から、個々のニーズに合った情報を、適切なタイミングで個別に配信できる体制を整えることが求められます。

3.パーミッションマーケティングの徹底化
リターゲティング広告のような「許可を取らない」手法は、今後ますます制限され、廃止の方向に進んでいます。
今後は、ユーザーから明確な許諾（パーミッション）を得た上でのマーケティングが最も重要になると考えられます。

具体的な手法としては、アンケートの実施などを通じて、顧客が本当に求めている情報を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

いずれにしても、マーケティングは今後ますます顧客個別主義へと進化していくものと思われます。