チラシでは動かない層をゲットする

August 27.2025
ネットで何でも買える時代に、店舗が提供すべきは“モノ”だけではありません。
価格や利便性の優位性が薄れる中で、スーパーマーケット各社には、従来の手法にとらわれない販売戦略の再構築が求められているのではないでしょうか。

首都圏で食品スーパーを展開するベルク社は、イベントとDXを活用し、これまでなかなか集客が難しいとされていた「チラシでは動かない=プライスインパクトでは動かない層」をしっかりと獲得していっています。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2507/15/news015.html

具体的には、タレントイベントへの参加チケットを店頭プロモーションとして抽選会で提供するほか、参加型イベントを複数展開しています。
また、ベルク社は店舗情報を全社で把握できるようにGoogleマイビジネスを駆使し、顧客への最適な情報配信にも力を入れています。
https://www.atpress.ne.jp/news/238742

この手間と労力のかかる顧客へのアプローチが、従来の「コストインパクトを打ち出すチラシ集客型」を打破し、チラシでは動かない層を獲得できるようになるのだと思います。

そろそろ日本の量販店もアメリカに見習い、より体験型の店頭プロモーションを駆使することや、個別情報配信の仕組みを構築し展開する時期に来ていると感じます。
印刷物や広告を扱う私たちも、これらの視点からもっと提案していきたいと、改めて感じた次第です。

以下、アメリカでの店頭プロモーションの成功事例が掲載されています。
ご一読ください。
https://predge.jp/89972/